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【体験談ブログ】京都御所の見学ツアーに予約申込み、実際に参加してみた感想

京都御所 おでかけ

意外と穴場?京都らしさを満喫できる京都御所

混雑した場所をさけてゆっくり観光したい

コロナも落ち着き、京都にも観光客が戻ってきました。となると、避けて通れないのが混雑。ゆっくり京都らしい場所を散策したい向きには、人気有名スポットはちょっと避けたいところ。

できれば、京都ならではの歴史を感じられるところはないかなと探している人。私が行ってみてとても満足できた京都御所の見学ツアーをおすすめします。

歴史好きなら文句なしに楽しい京都御所

京都御所の見学ツアーの魅力は、限られた人数でゆっくりと説明を聞きながら見どころをめぐることができる点。日本史や古典文学で登場するスポットばかりで、さすが京都と圧倒されっぱなしです。

せっかく行くならば、大まかな歴史の流れだけでも事前におさらいしていくと、より一層楽しめます。

音声ガイドアプリがありガイド音声を聞きながら散策できる

予定が合わず、見学ツアーには参加できない人も問題なし。宮内庁参観音声ガイドアプリ(無料)はこちらというものがあり、一人で散策する際に活用できます。

私は自宅で使ってみたのですが、現地だとGPSで各スポットと連動しているようです。技術は進んでいますね。

宮内庁職員による無料ツアーもある

京都御所見学ツアーは事前申し込み制

 インターネットの場合

・参観希望日の前月の1日午前5時から予約受付を開始。
・参観案内ホームページ内の『参観申込』から参観希望日時を選択、必要事項を入。
・手続完了後,参観受付システムにより皇居参観許可を通知。

日本語(4回)9:3010:3013:3014:30
英 語(2回)10:00 14:00 
中国語(2回)10:00 14:00

京都御所の見学ツアーに申し込むには、webか郵便・電話で。手軽なのはwebですね。必要事項を入力し、待つのみ。応募者が多ければ抽選で、当選した人にメールが届きます。

私はweb応募にしました。申し込み回の空き状況がわかるので便利です。

当日参加もできるが、事前申し込みが確実

当日になって時間ができたので見学ツアーに申し込みたい、という人は整理券をもらいましょう。先着順で整理券を配布しています。ただ、どのくらいの枚数になるかはわかりません。コロナ以降、人数が絞られているので、あったらラッキーくらいで。

事前申し込みの場合は証明書のほか、当選メールを持参

事前申し込みした場合は、身分証明書とともに当選メールを持参します。当選メールは画像で保存したものでもOK。

宮内庁警察の方が門のところにいるので、そこで手荷物検査も受けます。京都御所はあちこちに警備の方がいるので治安も安心です。散歩に良さそう。近所の方、うらやましいですね。

場所は事前に確認を(門はたくさんあります)

私だけかもしれませんが、どこの門から入るのかを確認しておいた方が焦りません。MAPで門があるからと言って、一般に開放されている門は決まっています。

 皇居桔梗門前を目指しましょう。

待合室に集合しイヤホンを装着、いざ出発

コインロッカーやトイレ、お土産ショップのある待合室で準備を整えます。ガイドさんの声が離れていても聞こえるように、イヤホンを各自装着。首からは受付で渡された入館証。

ガイドさんについて、約50分の見学ツアーの始まりです。

見どころごとに立ち止まり、説明を受けながらの見学

写真撮影はOK。勝手にコースを外れてはいけません。参加者の後ろからは警備員がついてきます。男女半々。外国の方が3割程度かな。

御車寄(おくるまよせ)

御車寄(おくるまよせ)は天皇の許可を得た者が正式に参内する玄関であった場所。昇殿を許された人はここで乗り物を降り建物の中に入った。御車寄せは京都御所内部の主要な建物と廊下でつながっている。

高貴な方だけに許された門までの乗り物移動。しかし、高貴な方は運動不足にならなかったのかしらと、頭の悪いこと考えていました。

諸大夫の間(しょだいぶのま)

正式な用向きで参内した時の控えの所にあてられる建物で、襖の絵にちなんで格の高い順に「虎の間」、「鶴の間」、「桜の間」と呼ばれる三室が東から並ぶ。

時代物の小説なんかで、身分によって控えの間がちがってくるというのは知っていました。でも、実際に見ると解像度上がります。

畳縁の意匠や色まで分けられているんですね。入り口も身分によって厳格に分けられているし。こういうしきたりの積み重ねで、権威を演出しているのでしょうか。ガラス越しに見る襖絵も迫力が。

新御車寄(しんみくるまよせ)

現在、御車寄に代わっり京都御所の玄関としての役割を担っているのが新御車寄(しんみくるまよせ)。1915年の大正天皇の即位礼に際して建てられたもので、昭和天皇や平成天皇も使用している。

建礼門(けんれいもん)

京都御所の正門で、天皇陛下のご通行のほか、外国元首などの国賓来訪のときに開かれる。

建礼門と聞くと、大河の建礼門院徳子が浮かびます。平家の滅亡とともに悲劇の運命をたどりましたが、彼女とゆかりがあるのでしょうか。後日調べてみよう。

こうやって、後日別の名所旧跡で以前行った場所と知識がつながったりするのが面白いんですよね。

紫宸殿(ししんでん)

即位式などの重要な儀式を執り行う最も格式の高い正殿で、入母屋桧皮葺の高床式宮殿建築。中央に天皇の御座「高御座(たかみくら)」、その東に皇后の御座「御帳台(みちょうだい)」が置かれている。

現在の高御座と御帳台は、大正4年(1915年)の大正天皇の即位礼に際し、古制に則って造られたもの。今上陛下の即位礼の際には、東京の宮殿に運ばれて使用された。

建物中央の階段脇には、東に「左近(さこん)の桜」、西に「右近(うこん)の橘」があり、前面には白砂の南庭(だんてい)が広がる。

御所の中心部。高御座は天皇即位のときにニュースでみた例のお品です。これなら海外の戴冠式に見劣りしないですね。

「左近(さこん)の桜」、西に「右近(うこん)の橘」って、祇園際の山鉾のモチーフになった例のものでしょうか。求婚された和泉式部が「紫宸殿の梅」を折ってきてくれたら結婚すると言った例の木です。

当初は梅だったものが桜に変わったとのことです。しかし、警備も厳重だったろう御所の中心部の梅を手折ってこいだなんて、どんだけ強気なんですか。

清涼殿(せいりょうでん)

入母屋桧皮葺の寝殿造りの建物で、平安時代に天皇のご生活の場であったときの様式を復元しいる。中央には、天皇がご休息に使われた御帳台が置かれ、その手前の厚い畳が「昼御座(ひのおまし)」と呼ばれ、天皇が昼間お使いになった御座所。

御簾や簾、室内のしつらえが素敵です。幾多のドラマが繰り広げられたのでしょうね。頭の中でいろんな大河ドラマや映画のシーンが忙しく再生されました。

小御所(こごしょ)

寝殿造りと書院造りの両方の様式が混合した建物。諸種の儀式が行われ、将軍・大名など武家との対面にも使用された。

慶応3年(1867年)12月9日の王政復古の大号令が発せられた日の夜、「小御所会議」の舞台。

幕末は明るくないですが、「小御所会議」は聞き覚えが。岩倉具視がいましたよね?

御池庭(おいけにわ)

池を中心とした回遊式庭園。前面は洲浜で、その中に舟着への飛び石が置かれる。右手に欅橋(けやきばし)が架かり、対岸には樹木を配し、様々な景色を楽しめる。

蹴鞠(けまり)の庭

小御所と御学問所の間の四角い庭を、蹴鞠(けまり)の庭

『鎌倉殿』を観たあとだと、感慨深いです。ただの趣味的なスポーツじゃなかったんですものね。実際行っている様子を見てみたいものです。

御常御殿(おつねごてん)

入母屋桧皮葺の書院造りで、京都御所の中で最も大きな建物。天皇が日常のお住まいとして使用された御殿で、16世紀以降、清涼殿から独立した。

約50分の見学ツアーは見どころたっぷりで大満足

じっくり京都のことを学びたい人おすすめ

やはり何の知識もなく目から入る風景だけを眺めるのとは大違い。要所ようしょの説明があると、より深く鑑賞できます。質問もできますしね。

リーフレットをいただけるので、ツアー後にもう一度自分で確認しながら再度散策してもいいですし。

小一時間歩くので荷物を預け、暑さ寒さ対策を!

見学ツアーが終わると、けっこう足が疲れます。経路は約2.2㎞。約1時間舗装道路を歩きます。

 桔梗門(入門)-窓明館(休所)-富士見櫓下-宮内庁庁舎前-宮殿東庭-正門鉄橋(渡ってから折り返し)-宮殿東庭-山下通り-宮内庁庁舎前-桔梗門(出門)

ここだけならともかく、午前中にがっつり観光してからの午後の見学ツアーなんかだと余力を残しておいた方がいいかも。途中からの引き返しは出来ないので、最初にトイレをすませておいて、大きな荷物はコインロッカー(無料)へ。

夏なら日傘や帽子があったほうがいいかも。

余談ですが、ガイドさんから最後に注意が。「御所を囲む外壁にはさわらないように」とのこと。センサーが設置されていて、警備員がすぐに飛んでくるそう。まちがっても近寄らないようにしましょう。

今回、楽しかったので後日仙洞御所の見学ツアーにも行ってきました。こちらも満足でした。

場所京都御所
時間当日参加は、毎日午前1回・午後1回。
料金無料
所要時間京都御所内見学だけなら約1時間
通年公開の詳細https://sankan.kunaicho.go.jp/about/koukyo.html
定休日日曜日
月曜日
祝日(土曜日の場合は実施)
7月21日から8月31日までの午後
12月28日から翌年1月4日までの日
行事等の実施のため支障のある日(回)
問い合わせ075-211-1215
アクセスJR京都駅から京都市営地下鉄に乗り換え、丸太町駅または今出川駅下車すぐ
阪急烏丸駅で市営地下鉄に乗り換え、丸太町駅または今出川駅下車すぐ

注:建築物や歴史事実に関して、専門知識のない一般人の感想です。間違い、不正確な記述があるかもしれません。正確な情報については、宮内庁サイト等でご確認ください。

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