ミステリ大好きだったのに、ここ10年くらい活字と疎遠になってる…。
50代で本が読めない…? 老眼ですぐ目が疲れて集中できない
小さいころから本が好きで、学生時代は図書委員。暇さえあれば本を読み漁っていました。大人になってミステリにハマってからは、弁当箱のような厚い本を通勤中に読むのが至高の時間でした。
それなのに、40代半ばからピントが合いづらくなって活字を読むのがつらくなってきたのです。スマホやPCを見る機会も増えているので、常に眼精疲労気味。加えてドライアイ。新聞の文字も読みづらいと感じるようになっていました。認めたくはないですが、老眼ですね。
老視は、加齢に伴って起こります。40代前半または中盤にさしかかると、水晶体は徐々に硬くなります。水晶体の形は変化しにくくなり、このため、近くの物に焦点が合わせづらくなります。その結果、成人は加齢に伴い、近くの物が見えにくくなることに気がつきます。
(MSDマニュアルより引用)
いやぁ、老眼なんて、おじいちゃんおばあちゃんになってからくるものだと油断していました。定期的に眼下には通院してみるので先生に相談するも、病的なものではないと。要は「老化」ですね。眼鏡や照明の見直し、目を酷使しないなどのアドバイスを受けました。
ショックを受けつつも、何とかしないとと打開策を考えることにしました。
読書好きなのに読めないのはつらい…でもハズキルーペとか大活字本はおおげさだしそこまで年寄りじゃない
紙の本ではなく、電子書籍やオーディオブックを試してみた
いろいろ試しても老眼は改善しないので、媒体の方を変えてみた
上に書いたように、できそうなことは一通り試してみたものの結果は今一つ。リーディンググラスをかけて本を読んでも、頑張って小一時間。30分程度で集中力が切れて目が疲れてきます。
ここは視点を変えて、対象である本の媒体を変えてみることにしました。結果、これが正解でした。疲れがぜんぜんちがいます。
本を電子書籍で読んでみた
↑ アマゾンプライム会員なら結構なタイトルが無料で読める
試したのは、電子書籍とオーディオブック。電子書籍は数年前から取り入れてはいましたが、もっぱらコミックエッセイや漫画のみ。拡大できるのでかえって紙のコミックよりも読みやすい場合もあります。書き込みも活字が多い作品なんかは、電子書籍がありがたかったです。
私は楽天やアマゾンの会員サービスに含まれていたので、とくに別途契約することもなく電子書籍を読んでいました。最寄りの図書館でも電子書籍に貸し出しが始まったのですが、いまひとつ。活字を画面で読むのですが、なんとなく違和感。モニターで縦書きの活字びっしりを読むのは、やはりしんどい。
タブレットが複数台あるので手軽なのですが、文字は読みにくいです。なので、大きいモニターに表示して試しました。紙媒体よりは読めますが、私にはしっくりきませんでした。ちなみに、PCはモニターを複数台使うとものすごく!作業も眼も楽です。本当に、周りの人みんなに勧めたいです。
一番疲れないのが「オーディオブック」意外にメリット多し
オーディオブックは全く目が疲れない&ながら聴きができる!
最近テレビCMがガンガン流れていますが、オーディオブックってながら聴きにぴったりなんです。通勤電車が満員なら本は読みづらい。オーディオブックなら移動時間が読書時間になります。
ウオーキングや単純作業で、頭や耳を使わないときにもぴったり。私はチョコザップに通い始めたので、ホワイトニングやエステの作業時を小説を聞く時間にしています。一石二鳥。時間をうまく使えている感じで気分がいいです。
当たり前ですが、目も全然疲れません。本選びでスマホを見ますが、せいぜい数分です。とにかく楽。
オーディオブックサービスの2強「audiobook.jp」と「Audible」
夫は数年前からオーディオブックを取り入れていました。通勤やランニング中に、ハンズフリーでながら聴きができるのが気に入っているとかで。日経新聞もデジタル版を契約していて、その快適さを語っていました。が、「本は紙に限る」と意固地になっていた自分は、聞く耳を持っていませんでした。
ですが、老眼となっては宗旨替えもやむをえません。ということで、夫が加入していたaudiobook.jpを試してみることに。
安いが冊数少な目の「audiobook.jp」はライトユーザー向け
サービス名 | audiobook.jp |
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月額プラン | 1,330円 |
年間プラン | 9,990円 (1ヶ月あたり833円) |
聴き放題対象 | 1.5万冊以上 |
ジャンル | ビジネス書・実用書 小説 子供向け作品 |
対応デバイス | iOS端末 Android |
無料体験期間 | 14日間 |
公式サイト |
「audiobook.jp」は悪くはないものの、自分が読みたい本が少ないという印象。今週の人気ランキングをざっと見て、気になった本をダウンロードしておいて作業をするときに流すという感じ。
なんというか、読む人が限られているのと、読みたい新しい本が少ないのであまり利用しなかったです。通勤通学の暇つぶしにという目的ならアリかも。
本好きなら「Audible」がおすすめ 新しい本が豊富で読み手が豪華
サービス名 | Audible |
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月額料金 | 1,500円 |
聴き放題対象 | 12万冊以上 (日本語作品は1万冊以上) |
ジャンル | ビジネス書・実用書 小説 子供向け作品 |
対応デバイス | iOS端末 Android PC |
無料体験期間 | 2か月(2024年春時点) |
公式サイト | Audible |
オーディオブックなんてどれも同じだろと思い込んでいたのですが、Audibleいいです。幅広いジャンルを取り扱っているし、発売されたばかりの新刊も聴き放題対象になっていたりします。書店をぶらついて、運命の1冊に出合う感覚が味わえるんです。
そして、個人的に気に入っているのが読み手。Audibleでは俳優やタレントなどがナレーターをつとめているコンテンツも増えているとか。今読んでいる途中の「しゃばけ」シリーズなんて、歌舞伎役者さんがそれぞれ担当していていい味出してます。これだけで元が取れた。
ただ、月1500円とお高めなので、家族みんなで使うのがおすすめ。複数デバイスで家族で聞けるので、家族3人なら一人500円。それなら十分元が取れます。
まとめ:目を使わない読書は、老眼の本好きに救いとなる!
読書は紙に限る!と今まで敬遠してきた、電子書籍やオーディオブック。利用するようになってから、気になる本や話題の本を、昔のように楽しめるようになりました。
コミックエッセイや漫画は電子書籍が読みやすく楽です。ビジネス書や小説は、プロの読み手が読んでくれるオーディブルがおすすめ。通勤しながら、ウオーキングしながら、家事をしながら、無理なく読書時間が確保できます。
使い方も難しくないので、ぜひお試しください。