鳥取に住んでいたので、らっきょうを見ると血が騒ぎます
6月、野菜売り場で独特のにおいが漂い始める時期
毎日のようにスーパーへ行く主婦としては、売り場の商品で季節の移ろいを感じることがあります。
その最たるものが「らっきょう」。離れていても漂ってくる独特の臭い。子どものころは苦手で、10年ほど前までも、嫌いとまではいかなくても好む臭いではありませんでした。
それが、夫の転勤で3年半ほど鳥取に住んでからは変わりました。なにしろ、鳥取の福部はらっきょうの一大産地。宝石みたいでシャキシャキで美味。産直ではらっきょうが段ボールで売られています。そして砂付き、洗いとも、サイズ展開も豊富。SS~Lまで、好みのサイズを皆買い求めていきます。
小さいサイズのらっきょうほど値段がお高い。なぜなら、小さいほど歯触りが良いから。通には小さいサイズが人気でした。漬け方も本漬けする人もいます。もちろん、つけ汁もお手製で。自分も最初の2年は砂付き、本漬け、漬け汁から作りました。が、臭いの面で周囲に迷惑がかかりそうなので、簡単付け派になりました。
市販の完成品は手軽なんですが、やはりお高い。手作りならお安くたくさん食べられます。甘辛具合もこのみでに合わせられますし。
出始めは高知産らっきょう、続いて鳥取産らっきょう
スーパーに並び始めると、すぐ買い求めたくなりますがじっと我慢。
最初に出るのは高知産らっきょうだから。お住まいの地域によって事情は変わってくるでしょうが、鳥取産は少しおいて出てきます。鳥取産のなかでも、「福部」のものが間違いないです。あれば即買い。砂地一面にらっきょうを栽培しています。地元では、らっきょうの花も売ってたりするんですよ。香りもほのかにらっきょうなんです。
鳥取にいたころは、子どもが幼稚園でらっきょうを漬けたりもしていました。らっきょう英才教育。コツは早めに下処理してつけてしまうこと。生命力が強いから、収穫して放置していると芽や芽が出て、栄養持っていかれるのです。
砂付き(土付き・泥付き)と洗いらっきょうの使い分けですが、「やった感」が欲しいなら砂付きで。手間を省きたいなら洗いで。買ってからすぐに作業にかかれないときも、塩で芽が出るのを止めている塩をしてある洗いがいいです。
らっきょう漬けは簡単漬けで充分おいしい(地元民保証)
「らっきょうを漬けてみようかな~」と思って調べると、本漬けではまず2週間乳酸発酵させてとか出てきます。もうこの段階でやる気が失せますよね。
本格的な漬け方はもちろんベストなのでしょう。味の深みや栄養面から言えばごもっとも。ただ、実際やっていたみからすると、本漬けは2週間強烈ならっきょう臭が台所のみならず、玄関先まで漂います。下手をすると玄関の前もにおっていたかも。鳥取だから許されるものの、今の住まいでは迷惑なのでできません。
鳥取にいたころ、らっきょうの漬け方を何人かに尋ねたのですが「洗いらっきょうをらっきょう酢に漬けるだけでいいよ」という方ばかり。意外とそんなものかもしれませんね。たしかに、良いらっきょうを使えばおいしくできます。あとは柔らかくなる前に食べきれば、問題なし。時期をずらして2瓶つくれば秋冬まで持つしね。
何より、簡単に作れれば、手作りのハードルが下がるってもんです。30~40分で梅雨から夏の分がつくれるんだから、そんなに手間ではないです。
市販の漬け汁を使えば40分でらっきょう漬けの仕込み完成
詳しい作り方は、鳥取のJAなんかのサイトが参考になります。砂糖はお好みで調整を。失敗しないための唯一のポイントは、保存瓶をしっかり熱湯消毒すること。あとは1か月待つだけ。簡単!
梅ジュースも毎年漬けているのですが、まだ去年の残りがあるのと今年は梅が不作で高いので作らないかも?しそジュースも在庫があるのと、家族に人気がないので今年はなし。何かつくりたいな…。
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