胃カメラ後に、絶対気を付けて欲しいこと発見した
30代後半から人間ドックは受けてきたが避けてきた「胃カメラ」
人間ドックで今までは胃レントゲン
人間半世紀近く生きていれば、メンテナンスは欠かせません。
若いころはシンプルな健康診断で済ませていても、40歳を超えれば人間ドックを受けるように勧められます。自分は子どもを産んでから、数年ごとに人間ドックを受信するようにしていました。
基本の項目のみ受けていました。一度大腸がん検診で引っ掛かったことがあり、大腸がん検診は体験しています。こちらは大変ラクで、検査技師さんとおしゃべりしながら受けられたほど。
ただし、胃カメラだけは怖くて避けていました。胃のレントゲンで済ませられるなら、それでいいじゃないかと。胃レントゲンも、造影剤や回転台?で多少の苦しさはありますが。
隔年で受けている人間ドック。夫から、今回はレントゲンではなく「胃カメラ」を受けるようにとのお達しが。そうですよねー。年齢的に一度は受けないとですよねーと思いつつ、ためらいが。
誰に聞いても「胃カメラは苦しい」
胃カメラを受けた人の話を聞くと、たいていの人は「苦しい」「吐きそう」「つらい」という感想ばかり。「あれだけはもう、受けたくない」などと言われれば、やらなくて済むならやりたくないと思うのが人情。
夫は数回胃カメラを経験していて、最初のうちは「口から」で数年前からは「鼻から」を選ぶようにしていました。なんでも、鼻からならばギリギリなんとか受けられるしんどさだからとか。
鎮静剤を打つという人(病院)もあるそうですが、私たちが受診したこれまでの病院ではどこも鎮静剤は使っていませんでした。オプションなのか、検査中暴れだした人向けなのかはわかりません。とりあえず、鎮静剤はナシで。
「鼻から胃カメラ」は苦しくない?
胃カメラは「口から」と「鼻から」がある
胃カメラは、内視鏡を直に胃の中に入れて内部の様子を観察するものです。
よく話題になる「口から」「鼻から」というのは、内視鏡を入れる経路のこと。
口からのカメラはのどを通るときに、嘔吐反応が出てしまうのがつらい。経口の方が内視鏡の性能が高いものが多いが、概して太い。ゆえにしんどい。
鼻からの内視鏡は、細い分吐き気を刺激することが少ない。ただ、内視鏡の画質や操作性では経口カメラに劣ることが多かったのだとか。
世の意見では、鼻から胃カメラの方がまだまし。というところでしょうか。
覚悟を決めて、人生初胃カメラ受診
人間ドックの検査項目の1つとして、胃カメラ初受診。2年前に人間ドックを受けた病院なので、流れは理解しています。
胃カメラ前日の注意事項・食事
人間ドック全体での注意事項として、前日夜9時以降は食事禁止。まあ、たいていそうですよね。
特に食事メニューの指示もありませんでした。消化の良いものとかである必要もなく、普通の夕食。さすがにお酒は控えます。
翌朝は、午前8時くらいまでならばお水コップ1敗程度まではOK。夏場は水分補給できないので、熱中症になりそうで怖いんですよね。だから、人間ドックや特定検診は夏場は避けています。
家族の朝ごはんとお弁当を作るのですが、余ったおかずをつまみそうになるのをすんでのところでストップ。毎回学んでません。
胃カメラ当日の流れ
人間ドックの各検査を言われるままにこなしていきます。(人間ドックについては別記事)終盤で、ついに胃カメラ。
医師による診察の最後の方に、検査についての説明があります。この時は、自分の胃が移っている様子見られますかねなんて質問。モニターが見えない体制だから見えないと知り残念がる余裕がなぜかあったのです。
待合の個別ブースで、胃の中の泡を消す薬が紙コップで渡されます。うん、問題なく飲めます。
事前の看護師さんからのコツレクチャー
検査の前室に移り、看護師さんから再度説明。
ラクに受けるコツは、一にも二にもリラックスすることだとか。そして、カメラのことを意識しすぎないのがいいそう。
✅深呼吸してリラックス
✅げっぷは我慢
✅意識は遠くへ
✅よだれはたらす
そして、内視鏡の太さを「太めのうどんくらいですよー」という説明が。けっこう太くない??
鼻からカメラを入れる前の麻酔
まずは、鼻にスプレー。細かい霧状の薬剤をかけられます。鼻炎のスプレーをした後のような、じんわりとする感覚。これも大丈夫。
次に、ゼリー状の麻酔を鼻から注射器のようなもので入れられます。すぐに、麻酔が効き始めたような、重い感覚が広がります。垂れてきそうになりますが、吸い込むよう言われます。ちょっと違和感。麻酔が効くまで5分ほど待ったでしょうか。
検査室で耐え抜く
案内された部屋は、いかにも施術室という感じの無機質な部屋です。
ベッドに寝て、ついに鼻から内視鏡を入れます。鼻の中が狭いと入りにくいとか、ダメなら口からになることもあるといわれていたので戦々恐々。麻酔をしていても、鼻の中を押される感触がなんとも違和感があり気持ち悪い。やわらかい鼻の奥を固い内視鏡で無理やり押し込まれる感触が、我慢できないほどではないくらいには痛い。
なかなか鼻を過ぎず、だんだんと苦しくなってきます。思わず、「痛い」と何度か声が出ます。背中をさすってくれる看護師さんがいなかったら、無理かも。
なんとか鼻から喉、食道を通り胃に到達したようです。吐き気は全くありません。どこにカメラがあるかがわかるというのも、なんとも変な感じです。胃まで到達してしまえば、空気を入れられてげっぷが出そうなのを我慢するのがつらいくらいで何とかなります。
十二指腸を通る時がつらいかもと事前に説明されていましたが、自分はとくに変わらず。息を吸って止めて、という指示だけに意識を集中させるようにしていました。
5分の検査でしたが、体感は20分。とにかく鼻の中が痛い。そして喉の違和感。流れっぱなしのよだれ。麻酔で喉と鼻の感覚がおかしくなっていて、呼吸に不安も覚えます。息ができなくなったらどうしようと、途中からはそっちに気が行っていました。看護師さんが励ましてくれなかったら、ホント無理。終わったときには、目から涙も出ていました。そりゃ出るよ。
ピロリ菌の検査も選択したので、組織を取ったのかな?
検査室を出て
前室の洗面所の鏡で鼻をのぞいてみても、鼻血はでていない。絶対多少は流血していると思ったほど、痛かったんだけどなぁ。
顔は検査室でもらったおしぼりで拭いていたので何とかなったのですが、そこから数分放心状態で動けませんでした。看護師さんに異常はないか尋ねられ、鼻の奥と喉が痛いと伝えると、よくある症状とのこと。数日で治るとも。
のどの麻酔をしているので、1時間は飲食禁止。うがいも気を付けないと失敗します。
検査、おならに注意!
人間ドックにセットでついてくる昼食も選べたのですが、とても食事どころではなく代わりのクオカードをもらってお会計。
ふらふらしながら何とか帰宅。翌日までは、のど鼻かぜの時のような結構な痛みが続きました。そして、予想外な伏兵が。尾籠な話で恐縮ですが、おならがものすごいでます。胃の内視鏡の際に、空気を送っていたのでその空気が下から出ているのでしょう。
臭くはないとはいえ、ガス連発は困ります。胃カメラの後は、デートや観劇など控えた方がいいです!病院でも教えておいて欲しい。
胃カメラ後の食事やコーヒー・飲酒について(私の場合)
胃カメラ後の食事・コーヒー
帰宅後は消化の良さそうなうどんを食べました。卵や野菜、天かす等のっけたので本当に消化にいいかは知りません。
コーヒー好きなので、朝飲めなかった分飲みたいところですが胃が受け付けません。おとなしくホットミルクにしておきました。翌朝からは、ガンガン濃い目のブラックコーヒー飲みましたが、問題なし。
お酒も同様に、検査当日は避けましたが翌日はいただきました。別に問題なし。
後日届いた検査結果は「異状なし」
大丈夫だとは思っていましたが、胃はきれいで問題なし。ピロリ菌もいません。
良かったと胸をなでおろすものの、次の胃カメラどうしよう…と今から不安になっています。慢性鼻炎もあるし、頭蓋骨まわりも小さめなので、自分は鼻から向いていないかも。やるとしたら、次は経口&鎮静剤かなぁ。
まとめ 胃カメラは我慢できないほどではないが、しんどいものはしんどい
検査中の息苦しさと、のど鼻の痛さがつらい…
身体の形状や辛抱強さに左右されると思いますが、自分的には「鼻からの胃カメラはつらい」という感想です。鼻の穴が狭いのでしょうか、あのなんとも言えない違和感と息苦しさと痛みは…。大人なので我慢できないことはないですが、避けられるなら避けたいです。
そして、胃カメラ後はおならがたくさん出ます。みんながみんなではないかもしれませんが、それを考慮に入れて検査後のスケジュールを組んだ方が身のためかも!