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実体験・どうなる?新電力が倒産して乗り換えるまで

くらし

「新電力」へ乗り換えはしたいけど、やっぱり不安?

政界情勢やらコロナやらで、家計は厳しくなる一方。家計見直しに効果的なのはやはり固定費の見直しです。

そんなわけで、数年前から話題になっている「新電力」への乗り換えを検討されている方もいらっしゃるでしょう。街頭でキャンペーンをしていたり、テレビや雑誌で取り上げられているので、気にはなりますよね。

ただ、大事なライフラインである電気だけに、新興企業で何かあって使えなくなったらという不安が否めません。めんどくさそうですしね。でも、実際に乗り換えした身からすると、重い腰を上げさえすれば大丈夫。スマホの乗り換えより簡単です。前ブログに記事を上げています。

と、まわりにも勧めていたのですが、やられました。契約先の新電力がまさかの倒産です。(先方の表現としては「電力小売り事業からの撤退」)

家計見直しで新電力にしたいけど倒産したらどうなる?

多くの人が電力切り替えで不安に思うことの筆頭が、「倒産したらどうなる?」ということ。せっかくなので、貴重な体験としてみなさまに情報共有したいと思います。

結論から言うと、契約先の新電力が倒産しようが問題なく電気は使えます。

ただし、早めに別のところへ乗り換え手続きを行わないと、高い料金設定が適用されたりするようです。まあ、メールや封書で案内が届くので、定期的にメールや郵便物の確認をしていればそんな憂き目にはあわないでしょう。

実際に新電力に乗り換え2年ほど利用

記憶定かではありませんが、初めて新電力に切り替えたのが2年ほど前。

新聞や雑誌で新電力の話題をよく目にしたので試しにやってみるかくらいの軽い気持ちでの変更でした。電気のメーターも「スマートメーター」に変更済みの地域だったので、やったことといえば比較サイトで見積もりし申し込んだだけ。

出向く必要も、書類を書く手間も、工事の人がくることも、何もなし。拍子抜けするくらい簡単でした。申し込みから10日程度で、電気開通の通知が届きます。その日から新電力の電気を使っていることになります。

ざっくりですが、毎月の電気代は1割程度抑えられていました。上がる一方の電気代だけに、ありがたいですよね。

契約先新電力の倒産をニュースで知る

まさかのサービス停止

「新電力のエルピオでんきがサービス停止」と夕方のラジオのニュースで聞いたのが最初でした。その日の夜のニュースでも報道され、そこから2日ほどは報道されていました。

もろもろの世界情勢で、企業体力がもたなかったということでしょうか。

火力発電に使用する原油、液化天然ガス(LNG)、石炭などの資源価格の国際的な高騰の影響で、電気を仕入れる卸電力市場(JEPX)の取引価格が異常な値上がりを続けています。東京電力エナジーパートナーを始めとする旧一般電気事業者においても燃料費調整による電気代の値上げが継続しています。

エルピオでんきでは市場が高騰するなかではありますが、割安な電気料金単価を維持してきました。しかし、慢性的な天然ガス不足やロシア軍のウクライナ侵攻の影響もあり、2022年3月時点でその後の見通しがつかない状況となりました。事業存続のための協議を続けていましたが、安定の目処が見えず、事業を停止することになりました。

https://enechange.jp/specials/lpio-support

新電力のサイトは落ち電話もつながらず

驚きつつもまずは事実確認しようと新電力のサイトへ飛ぶも、つながらず。ニュースを知った契約者が殺到しているのだからむべなるかな。電話も同様です。

試しにとSNSをのぞいてみると、プチパニックになった人たちがちらほらと。サイトもつながらず、電話も通じないとなればそりゃあ不安にもなるってもんです。待っていても連絡はきませんし。

保証はされているはずなので慌てず他社へ乗り換え

思い出したようにアクセスを試みてみましたが、やっぱりだめ。早々に見切りをつけて、電力比較サイトで調べると該当新電力についてのお知らせが出ていました(上記引用)。

乗り換えの前に倒産時の電気供給はどうなるかを確認していたので、そこまで不安はありません。政府が保証していたはずなので、電気がいきなり使えなくなることはありません。

とは言え、何カ月も放置していたら使えなくなる可能性はあります。面倒ごとはさっさと済ませようと、速攻で次の乗り換え先を探します。新電力から新電力への乗り換えだからか、選択肢は限られますが数社はありました。

会社情報を大まかに調べて、その場で申し込み。あとは早く切り替えてくれるのを待つだけ。10日後くらいから開通のメールが届き、無事お引越し完了。

新電力からお知らせが届く

忘れたころに、新電力からメールと封書でお知らせが届きました。…遅い!

メールが届く

クレジットカード登録までは2か月間振込で料金支払い

大手だろうが新電力だろうが、最初の1回か2回は振込での支払い。クレジットカードでの引き落としになるまでの間、振り込みを忘れないようにしましょう。

1回目はすぐ振り込んだものの、2回目をPayPayで支払おうとして期日ギリギリで冷や汗をかいたわが家です。クレジットカード支払いだと、ポイントもついてお得ですよね。電気とガスはクレジットカード払いにしています。

自分で調べることは必須 でも新電力は確かに安い

この記事を読んで、「やっぱり新電力は危ない!」と思った方もいるかもしれません。

確かに、契約時のプラン選択などで電気代が高額になったニュースもありました。今回のように撤退する企業もまた出るでしょう。

でも、いまは自分で調べて自己責任で動いていく時代、なのかなと。スマホだって投資商品だって、大手だから最適ということはありませんよね。恐れず、賢く利用していきたいな。やはり大手電力のころより電気代は1割くらいは安くなっています。

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